歯の神経を取るという事について|東京/墨田区/江東区
2018年03月13日
レントゲン上で虫歯が歯の神経に届いている場合でも、症状が殆ど無ければ歯の神経を残せる可能性があります。
しかし、虫歯が歯の神経に到達し、痛み、膿、などの症状のある場合は神経の保存が困難な事が殆どです。
その場合はバイ菌感染により炎症状態、腐敗状態になってしまった歯の中を消毒する必要があります。このような状態の歯の神経を『歯の神経を残す方が何が何でも良い』という断片的な知識で残してしまうと、痛みが取れない、バイ菌感染が隣の健康な歯まで進行する、顎の骨に穴が開く、バイ菌が全身を巡って重篤な病気を引き起こす可能性(国民皆保険のない海外での虫歯が原因の死亡例がこれにあたります)などがあります。
「神経を抜く」と言うと「歯を抜く」のイメージが重なって怖い、大変な事になるんじゃないかと感じる方が多いですが『バイ菌感染した歯の中を消毒する』とイメージしていただくと良いかと思います。

実際にはこのように細い器具を使い、バイ菌を取り消毒を行います。

消毒を何回か行い内部を徹底的に綺麗にします。

その後、消毒した内部に根管充填材料をつめ、根の治療は終了します。
歯の神経の治療を行なった歯は歯の内側で炎症を感じるセンサーがなくなっているので再度虫歯になった場合、今度は虫歯が大きくなっても痛みがなく知らないうちに進行します。また、噛み合わせや硬いものが好きなどの食の好みによっては歯が割れてしまう場合があります。
歯の神経の治療後は、定期的な歯のクリーニングを行う、適合のよい被せ物で再感染をさせない、理想的な材料で被せ物の噛み合わせをしっかり作るという事が一層重要になります。
診療予約はこちらから
電話でのご予約は 03-6659-2934
Webでのご予約は 24時間ウェブ予約受付中
定休日 水曜 (学会出席等で変更になる場合がございます。)
平日 9時〜19時まで
土曜日 9時〜18時まで
日曜 9時〜14時まで
〒130-0024 東京都墨田区菊川2-6-14 マーベラス菊川1F
都営新宿線 菊川駅 A1出口すぐ