自由診療の歯のメンテナンスについて

一見、磨き残しもない綺麗な状態に見えます。保険の歯のお掃除ですと『綺麗ですね、問題ないです、お掃除しておきますね』と言われ、目立つ歯石に超音波を当てて、バイオフィルム(細菌の塊)が有るのか無いのかわからない状態で電動ブラシでクルクル磨いて20分程度で終わりです。歯の表面がクルクル磨きで、なんとなくツルツルして良くなったと思って帰るだけでしょう。

しかし、本当は歯を染めだして見ると磨き残しがハッキリと見えてきます。赤く染まった箇所がバイオフィルム(細菌の塊)になります。この状態では綺麗ですね、ちゃんと磨けてますねとは言われないでしょう。
歯を全部を染めて、説明し、それを取るとなると相当時間がかかり、保険のアポイントタイムでは不可能ですので、保険診療では決して行われず、分からないままだったでしょう。
この状態をご説明し、必要であればセルフケアの修正を行います。その後、マイクロスコープ等を使用し、歯を傷つけない機械にてバイオフィルム(細菌の塊)を全て除去していくのが自由診療の歯のメンテナンスになります。

その後、保険診療ではコストの問題からまず使われないような、超高濃度フッ素を塗っていきます。
ここまでの工程をきっちり行うと90分〜120分のアポイントタイムとなります。
歯のメンテナンスも歯の治療と同じで、患者さんには全く気づかれないが、一番時間と手間がかかり、一番大事な部分が省略されているのが保険診療の現状です。
最近は一定の施設基準を満たすクリニックでは、患者さんを歯周病クリーニグと称し、毎月呼んで超音波やブラシにて歯の表面を擦るような事を高頻度に行い、その結果、歯を傷つけ、プラークの温床を作るリスクの高い、保険のお掃除も流行っていますので、ますます、歯科医学的に正しい見解と保険の考えはますますかけ離れているのが現状となります。
自由診療のメンテナンスに関しましては、口腔精密検査を行い現状の把握と理解を行ってからとなります。ご希望の方はその旨をご理解の上、お申し付けください。
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