歯並びが原因となる歯の破壊への対応

歯並びを考える場合、前歯の見た目はほんの小さな事です。
お口の寿命を考える場合、上下的な歯の関わり合いが非常に重要となります。上下的に歯をグッと噛み合わせますと筋肉の力により約60〜100kg以上の力が掛かります。上下の歯が適切に噛み合ってなければ、夜間の食いしばりや、日中の食いしばり、食事中に変な応力が部分的に歯にかかり、その箇所の歯の破壊が起こります。何年かおきに虫歯になったり、歯がすぐ欠けたり取れたり、歯の神経がいつの間にか死んでいたりと、多くの問題を起こします。自分の歯で自分の歯を壊しているという状態です。
小柄な女性の方でも100kgを超える咬合力を叩き出す場合もあり、見た目だけでは判断がつかないことが多い分野です。



そのため、当院では咬合器装着とデジタル診査機器を使い上下的な歯の関わり合いを評価します。

問題があった場合も対応としては日中や、食事の力に関しては意識下ですので、まず、セルフコントロールして頂く必要があります。
また、歯の修復を予定するのであれば、咀嚼効率を落とさない高める、歯の修復を行う必要もあります。

しかし、夜間においては無意識下ですので、セルフコントロールが不可能になります。よって、この応力に対する対応としては被せ物にてコントロールする、矯正を行う、マウスピースにて対応するなどの選択となります。
既に、被せ物などが多ければ歯の形を変えてコントロールします。一方、健全な天然の歯が多ければ、矯正による対応を行います。
しかし、顎の骨の中しか動かせない歯列矯正にもできる事の限界があるため、その場合はマウスピースによる対応が可能となります。

マウスピースにより擬似的に適切な噛み合わせを付与することで顎関節と歯の安定を目的とします。
難症例の場合、全て併用する場合もあります。
適切な予防処置、歯の延命のために、ラバーダム、顕微鏡等を使用し適正な時間を確保された治療、口腔の機能回復、審美性の改善を行う治療は自由診療となります。
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