噛み合わせから来る食片圧入(主機能部位について)

食事中、歯に物が挟まって痛みが出るとご相談を受けました。
歯に物が詰まる原因は歯と歯の間に隙間がある、歯肉の退縮により歯間の下の部分に大きな空間がある場合があります。
上記の二つにはあまり、強く該当していませんでしたので3つ目の考えを推察しました。


比較的新しい考えになりますが、主機能部位が食片圧入箇所に存在するという原因もあります。
主機能部位とは咀嚼時に主に機能している部位になります。
奥歯で食物を噛み砕く場合、複数ある奥歯を使いランダムに噛み砕いているわけではなく、主に決まった部位で砕いているという研究があります。
試験片を使い、その場所を割り出す事が可能です。


やはり、物が詰まる箇所に、試験片が確認できました。


そこでダイレクトボンディング と噛み合わせ調整を行い、主機能部位の移動を試みました。



治療後、再検査を行なったところ主機能部位が移動しました。

経過観察を行いますと、食物の圧入はなくなったそうです。
検査、治療を一つづつ確実に行う事により問題解決を行う事ができました。
適切な予防処置、歯の延命のために、ラバーダム、顕微鏡等を使用し適正な時間を確保された治療、口腔の機能回復、審美性の改善を行う治療は自由診療となります。
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