部分入れ歯の役割|東京/墨田区/江東区

数本奥歯が無くても食物を噛み砕いて食べることは可能です。
しかし、食べるという行為は噛み砕くだけでなく、砕いたものを唾液と混ぜひと塊りにし(食塊形成)、飲み込み(嚥下)、胃に送り、栄養として体に吸収させる一連の動作です。
奥歯が無い場合、粉砕した食物をせき止めるものがない為、歯がない箇所の頬に流れ込み、食塊形成に時間がかかり不十分になります、そのため飲み込みづらく、反対の歯で長い時間噛んでいるという事が起こります。そして、残っている歯に負担がかかり、それでも食塊形成が不十分なため誤嚥の原因になります。
また、噛み合わせが左右非対称になっているため、顎関節の変形、顔貌の変形が徐々に起こり始めます。

確かに、部分入れ歯は手入れや装着が煩わしかったり、ご自分の健全な歯に比べると食物を砕く力はありません。

しかし、部分入れ歯は装着することにより舌、頬の界を分断し、噛み砕いたものが頬に流れ込むことなくスムーズに舌の上に送り、塊を作り、滑らかに嚥下を行い、体内に栄養が吸収されやすいように胃に送るという重要な役割があります。
食物をきちんと、咀嚼し嚥下を行うことで、残っている歯の負担の軽減、誤嚥性肺炎の防止、顔の変形の防止ができます。
このように部分入れ歯は健康に長生きをする為の装置という役割があります。
リスク 極端に硬いものを噛むとかける可能性があります。
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