目次
噛み合わせ・歯ぎしりで
お悩みの方へ
-咬合治療-
このようなお悩みはありませんか?
- セラミックの詰め物や被せ物がすぐ壊れる
- 一箇所だけ虫歯を繰り返している
- よくわからないけど虫歯ができやすい
- 昔より食事がしにくい など
こうした症状に覚えのある方は「咬合(噛み合わせ)」に問題があるかもしれません。当院では、患者様の症状やお悩みに合わせて、お口全体の咬合バランスを正しい状態に整える『噛み合わせ治療』にも対応しています。
噛み合わせは、虫歯や歯周病のリスクを高め、顎周りの違和感や痛みだけでなく全身のさまざまな健康にも深く関係していることが分かってきています。
噛み合わせを正しく整えることで、お口周りの健康を守り、さらに全身の健康にもつなげていくことが可能です。
また近年では、噛み合わせを整えることで瞬発力や集中力など運動能力の向上が認められる報告もあり、アスリートやスポーツを楽しむ方々からも噛み合わせが注目されています。
「噛み合わせ」の重要性について
噛み合わせが正しく整っていて、よく噛める方は、食べ物を前歯で噛み切り、犬歯で切り裂き、臼歯ですりつぶします。噛む時は、歯を上下に動かすだけでなく、前後・左右にも動かし使います。全ての歯をなめらかに動かして使えなければいけません。そして、口は大きく自由に開けられます。多くの方は、ご自分では普通に噛んでいるように思われていますが、実は上下にだけガツンガツンと動かしている方が大変多いのです。
上下にしか動かせないのは実は大変良くない事で、その悪い使い方により歯並びを悪くしたり、歯の寿命を短くします。
このように噛み合わせが悪い方は食べ物の噛み方も悪くなってしまうのですが、ご自分では分からない・気づかないケースがほとんどです。また、食いしばりのある方も大変多く見られます。食いしばりにより、歯がすりへり、上下がしっかりと合わさりすぎてしまい、歯が自由に動かなくなってしまいます。
噛み合わせの悪い方は、頭痛、肩こりなどの不定愁訴(原因がわからない不調)のある方も多いです。
また、舌の使い方も悪かったり、発音のしづらい言葉があったり、唾液も出づらかったり、口が乾いてしまう方もいらっしゃいます。唾液がでづらい方は、いつも喉が渇くので水が手放せず、風邪もひきやすいのでマスクが手放せないようになります。
このような事からも、良好な歯並び・噛み合わせにすることは健康の為にも非常に大切です。
歯の病気や噛み合わせの不正は
「顔つき」にも影響します
歯の病気を見て見ぬフリをして放置すると、お口の中のバランスが崩れ、顎の関節、お口を開け閉めする筋肉に異常をきたします。そうなるとお顔のバランスも崩れ、表情もどんよりとした顔つきになってしまいます。
“奥歯は見えないから抜けたままで良い”ことはありません。たった1本の歯でさえ噛めなくなれば、顎が歪み、顎が歪めば、耳の位置も大きく左右非対称になり、お口周りの筋肉が歪めば、目つきも歪み、人相が変わります。
そうして歪みはゆっくり進行し、事の重大さに気付いた頃には手遅れになりかねません。お口の中を健康的にすることにより、お顔や表情が晴れやかになられます。
当院はそのような、お口の中全体のバランスと将来の笑顔と健康までを考慮した歯科治療をご提案しております。
当院の咬合検査・
咬合治療の特徴について
各分野の専門家医が在籍
噛み合わせの改善方法としては、マウスピース治療や補綴(詰め物や被せ物)治療のほか、運動療法、生活習慣の改善、物理療法、薬物療法、外科治療など患者様の状態に合わせて改善に向けたサポートを行います。当院には、大切な歯を残す精密治療に加えて、噛み合わせ・補綴・入れ歯・インプラント分野の専門家がおりますので、患者様のお口の状態やご希望に合わせた最適な治療をご提供することが可能です。
大切な歯を生涯にわたり健康に維持していきたいとお考えの方、どうぞお気軽に東京都墨田区の歯医者「菊川駅前歯科」へご相談ください。
咬合の可視化、デジタル化
歯科ドックにおける噛み合わせの精密検査
咬合の精密検査では「歯周組織が破壊されるリスクのある箇所」を検出します。噛み合わせの不良は歯周病の増悪因子となるため、歯型を採取して模型を作り、咬合器に装着することで評価する必要があります。しかし咬合に関してはその特性上、これまで確固たるエビデンス(証拠)が少なく、長らく歯科業界ではブラックボックス化している側面がありました。
当院では、この「咬合(噛み合わせ)」についてデジタル化し可視化を行なっています。デジタル機器を用いて咬合状況を綿密に把握し、その方に合った治療法を考える事が可能となりました。口腔精密検査ではデンタルプレスケールにて咬合の力や重心を分析、バイトアイにて上下の歯の合わさる位置と面積をコンピューター解析して治療の計画を行います。
咬合の可視化によって、咬合器装着による模型分析、中心位評価も含め出来ることと出来ないことの線引きや、従来までの勘や経験に頼っていた部分を明確にすることができます。
当院の総合診断による精密歯科治療では、手術用顕微鏡と口内細菌の培養検査、咬合の可視化により、悪くなった理由とその改善方法、そして十分な結果予測を持って最善の治療計画が可能です。
中心位と咬頭嵌合位
(こうとうかんごうい)の検査
「フェイスボウトランスファー」をしてもらった事はありますか?
お口の中を精密検査する上で必須項目の一つに、フェイスボウトランスファーがあります。噛み合わせを診断するにあたり必要な手技です。保険診療ではまず行われない検査ですので、ズレが大きいこともわからず放置され、何か症状があっても原因不明の歯周病や歯髄炎として流され、数年後に大事に至ることが多いように見受けられます。虫歯や歯周病は磨き残しの細菌繁殖だけが原因ではありません。不適切な歯への負担がある限り、歯の喪失のリスクは非常に高まります。
当院ではフェイスボウトランスファーを行い咬合器に装着し、歯の喪失リスクを診断して適切な予防をはかることで、患者様の大切な歯を守ります。
中心位について
当院は治療を行うにあたり、精密検査時に中心位採得を行います。中心位とは歯の位置とは関係ない、顎関節の位置になります。歯の位置と顎関節の回転軸に大きなズレがあると顎関節や歯、筋肉に大きな応力がかかり、顎関節や歯、筋肉を破壊する原因となります。
そのため、中心位を取ることにより、現在、顎の関節と歯の関係がどうなっているのか、治療中や治療後起こりうるリスク、今後の歯の喪失の予防の方法などをある程度術前に把握することが可能になります。
歯ぎしり・食いしばり
(ブラキシズム)の治療について
歯ぎしり・食いしばりとは
上下の歯をギリギリとこすり合わせたり、強く歯を噛み締める食いしばり、上下の歯を小刻みにカチカチとするなどが挙げられます。朝起きると顎が疲れていたり、歯がしみる(知覚過敏)といった症状が気になって歯医者に受診して初めて気づかれるというケースも少なくありません。
歯ぎしりや食いしばりは、睡眠中または日中に無意識のうちにしてしまっていることがほとんどですが、成人の10%前後が睡眠中に歯ぎしりまたは食いしばりをしているという報告もあります。
歯ぎしり、食いしばりによる悪影響
- 歯がすり減る、欠ける
- 虫歯リスクが高まる
- 歯周病の悪化
- 歯の根の破折
- 被せ物や詰め物が取れる、割れる
- 肩こり、腰痛、偏頭痛など体の不調
歯ぎしり、食いしばりから
歯の破壊を予防する「Grind Care」
実は歯ぎしりや食いしばりは歯を壊す原因の一つであり、まだ歯科の領域で予防する方法が確立されていない分野でもあります。治療や予防方法として、マウスピースやボトックス注射が選択肢として挙げられますが、当院では第三のご提案として、『Grind Care(グラインドケア)』という装置を使用し、歯ぎしりや食いしばりから歯の破壊を予防する方法があります。
バトラー グラインドケアの使用方法
使い方はとても簡単です。寝る前にこめかみに小さなセンサーを装着するだけ。これにより、睡眠時のブラキシズム(歯ぎしりや食いしばり)の回数などを測定し「見える化」することができます。
さらに、歯を壊すような筋肉の活性が見られた時に、弱い電気刺激を与えることで筋の活性を抑制し歯ぎしりや食いしばりを低減する装置になります。グラインドケアについて詳しく知りたいという方も、お気軽にご相談いただければと思います。