目次
歯周病は早期発見・早期治療が重要です!こんな悩みありませんか?
- 歯周病(歯槽膿漏)が気になる
- 他院で「抜歯」を宣告された
- 歯を抜かずになんとか残したい
- 治療を受けているけど改善せず不安
- 歯周病を根本から改善・予防したい
- 将来も自分の歯で食事を楽しみたい
当院の歯周病治療で
そんな不安やお悩みを解決!まずは当院へご相談ください。
歯周病は、日本人が「歯を失ってしまう原因」の
トップに挙げられる身近な病気です。
しかし、適切な治療と予防管理を継続して行えば、
多くの場合において改善できる病気です。
自身の大切な歯を残し長く保ちたい方、
東京で歯や歯の神経を残す
治療の名医を探している方も、
どうぞまずはご遠慮なく
「菊川駅前歯科」へご相談ください。
「根本原因」の改善なら
当院へ
お任せください!
様々なお悩みを正確に診断。
お気軽にご相談ください。
「日本補綴歯科学会認定医」による
正確な診査・診断。
-
菊川駅前歯科 院長 小林 弘明
私が最後まで責任を持って
良質で安心の歯科治療を
ご提供いたします。はじめまして。菊川駅前歯科 院長の小林(こばやし)と申します。
突然ですが、皆さんは歯医者さんがお好きですか。好きな方も居るとは思いますが、大多数の方は苦手ではないでしょうか。
歯科医師になってからは常に自分のように歯医者が苦手な方に少しでも寄り添った治療ができるように工夫をしてまいりました。
これまでのノウハウを生かし、丁寧で分かりやすい説明をすることで患者さまの疑問・不安を取り除き、その上で痛みに配慮した治療を心掛けていきます。
-
Feature01
丁寧な
カウンセリングと
納得のいく説明分かりやすく、納得のできる説明を行うために、模型や当院オリジナルの説明用の資料を豊富にご用意しています。
またカメラを使用してご自身では見えにくい部分の説明も可能な限り行っていきます。 -
Feature02
痛みに
最大限配慮した
治療を実施最新の電動注射器の使用や、表面麻酔、極細の麻酔針の使用により麻酔時の痛みを最小限に抑えます。 治療にあたり麻酔の必要がある場合は、麻酔を的確に作用させることで治療中の痛みを抑えます。
-
Feature03
豊富な経験と
知識を持つ
専門ドクターによる治療豊富な経験と知識を持つ専門ドクターが、患者様一人ひとりの症状に合わせた最適な治療をご提供します。高度な技術と最新の医療知識を駆使し、安心して治療をお受けいただける環境を整えております。専門的な視点から、的確な診断と治療計画を立て、患者様の健康と笑顔をサポートいたします。
ご予約は
お電話またはWEBで
ご予約はお電話またはWEBにて承っております。
WEB予約が埋まっていても、
当日受診可能な場合がございますので、
お電話ください。
根本原因から
改善・予防する
-歯周病の精密治療-
当院の歯周病治療について
「歯を残す治療」の
エキスパートによる
『総合診断による精密歯周病治療』
東京都墨田区の歯医者「菊川駅前歯科」は、患者様の大切な歯を残す精密治療の専門家医です。“お口の中の健康の生涯維持”をコンセプトに掲げ、東京23区内外・神奈川・千葉や埼玉からも多数の患者様にご来院いただいております。
当院では「日本補綴歯科学会 認定医」及び「日本顕微鏡歯科学会 認定医」として、難症例を含む数々の治療を成功に導いてきた小林
弘明院長が、初診カウンセリングから責任を持って診療を担当し、科学的根拠に基づく自由診療主体の『総合診断による精密歯科治療』をご提供いたします。
世界基準の最新の歯周病治療を
ご提供可能です
当院では患者様の大切な歯を残し守るために、最新のマテリアル(治療薬や材料等)や医療設備に関しても常に世界に目を向けた考察を行なっております。そして「歯の寿命を延ばせる」と判断できれば、その技術・設備を導入し、患者様へのより良い医療の提供につながるよう尽力しています。
歯周病治療においては、人体に優しい「レーザー歯周治療」(歯肉を切らない歯周治療)をはじめ、細菌にアプローチする歯周内科「3DS」療法、「エムドゲイン」による歯周組織治療、総合的に歯を残す「歯周補綴療法」など。
患者様の症状やご希望に合わせて、実績・実効性の確かな最適な歯周病治療をご提案いたします。また、歯周病の改善に必要不可欠な歯のメンテナンスにおいては、口腔管理のプロフェッショナルである歯科衛生士と連携を図り、GBT(ガイデッド・バイオフィルム・セラピー)に基づく最適な予防管理にて、お口の健康の生涯維持を親身にサポートしております。
健康な歯を削らずに治療する
アクアケア(AQUACARE)
エアーアブレージョンシステム
アクアケア(AQUACARE)」は、特殊な微粒子パウダーと水を強い圧力で歯に吹き付けることで、歯面の処理を行うエアーアブレージョンシステムです。
この技術を用いることで、虫歯部分だけをやさしく除去し、健康な歯を削ることなく治療することが可能です。虫歯の進行によって柔らかくなった部分にピンポイントで作用し、周囲の歯を傷つけることなく安全に取り除きます。
また、虫歯治療だけでなく、歯の強力な着色汚れの除去、古くなった詰め物(プラスチックやセメント)を削らずに取り除くこともできます。微粒子パウダーにはいくつかの種類があり、治療の目的に応じて適切なものを使い分けることで、歯にかかる負担を最小限に抑えながら、可能な限り歯を守る治療を実現します。

一般的な保険の歯周病治療とは
「検査」の段階から異なります
保険で行われる一般的な歯周病の検査と処置は、大きなレントゲンを一枚撮り、歯茎にプローブと言われる器具を1歯につき1~2箇所程度入れてチェックし、歯石を取る。このような簡易的な検査と、表面的な汚れを取っている程度に留まります。その患者様がどういった経緯で歯周病が起こったのか、ご本人も歯医者も良く分からないまま終わってしまうのが実態です。
このような事を防ぐために、当院の精密歯科治療ではまず「口腔精密検査」を行なっております。歯周病に対しては、1歯に対する6箇所の歯周精密検査、CTによる精密な1歯1歯のレントゲンを撮影します。さらに、PCR検査装置・オルコアなどの検査機器を用いて歯周病原因菌の一つであるPg菌を検出し、分析を行います。
歯周病の原因を特定・
根本原因から改善を図ります
口腔細菌検出装置
orcoa(オルコア)について
orcoa(オルコア)は、口腔内の細菌を迅速かつ正確に検出するための最新技術を搭載した装置です。
口腔内環境の見える化を実現し、虫歯や歯周病のリスクを早期に把握することで、予防や適切な治療プランの立案をサポートします。

そしてカウンセリング・説明のお時間も充分にお取りし、どのような事が原因で歯周病が起こり、今どのような状態になっているかという現状、そして改善するには何が本当に必要かを患者様に丁寧に共有してから、最適な治療を行います。
口腔精密検査による総合的な診断のもと、細菌の数のコントロールや骨の状態の把握、生活習慣の把握と改善、適切なメンテナンス頻度の決定を行うことで、歯の根を無駄に傷つけたり、不必要な外科処置は行わず、歯周病の根本的な治療と予防を実践することが可能となります。

「歯科ドック」を詳しく見る
エルビウムヤグレーザーを活用した
歯肉を切らない歯周治療
当院では、患者様のご負担をできるだけ軽減し、大切な歯を守るために、「エルビウムヤグレーザー(Er:YAGレーザー)」を用いた歯周病治療を行っております。
エルビウムヤグレーザーは、医療用レーザーの中でも「最も人体に優しいレーザー」とされており、治療時の痛みや不快感を抑えながら、歯周病の原因となる細菌や歯石を効果的に除去することができます。
この治療により、歯ぐきの健康を取り戻し、ご自身の歯をより長く維持することが可能となります。

歯周病を
改善・予防するために
知っておいて頂きたいこと
そもそも歯周病(歯槽膿漏)とは?
歯周病(歯槽膿漏)は大きく分けて、歯肉炎と歯周炎にわけられます。歯肉に炎症がおきた状態を歯肉炎、歯槽骨などを支えている組織全体が崩れてしまう病気を歯周炎といいます。
日本人の場合、歯肉炎は10~20代前半で60%の人がかかっており、50歳代で約80%のほとんどの人がかかっていると言われています。
歯周病は多くの方が悩んでいる身近な病気であり、また、軽視して放置していると歯が全部抜けてしまう場合もあるなど、取り返しのつかない非常に怖い病気です。
初期段階では痛みなどの自覚症状がほとんどないまま進行するケースが多く、その特徴から「Silent
Disease(静かなる病気)」とも呼ばれます。
歯周病の原因とは
-
プラーク(歯垢)
最も直接的な原因はプラーク(歯垢)です。プラークは、虫歯菌や歯周病菌をはじめとするさまざまな微生物のかたまりで、プラーク1㎎のなかに約1億個の微生物がいるといわれています。歯と歯肉の境目に磨き残しがあるとプラークが溜まり、そこから歯周炎の前段階の症状が起こります。
-
歯石
歯石は通常の歯ブラシではとることができず、この歯石の上にどんどんプラークがたまります。歯科医院での専門的な歯のクリーニングで、定期的に歯石を取り除く必要があります。
- 糖尿病
身体の抵抗力が低下するため、歯周病も急速に悪化させることが報告されています。
-
タバコ(喫煙)
タバコを吸っている人は血流が悪くなり、歯周病が進みやすくなることが分かっています。さらに炎症が起きてしまうと治りづらく、プラークも付着しやすくなり、歯肉の色も黒ずんできてしまいます。
-
ストレスや生活習慣など
ストレス、妊娠、更年期、食生活、噛み合わせなど様々な要因が歯周病に関連していることが分かってきています。
歯周病と全身の健康との関連性
近年の研究では、歯周病の原因菌はお口の中だけでなく、全身の様々な健康に影響を及ぼすことが分かってきています。特に、糖尿病や動脈硬化の症状がある方や、妊産婦の方、ご高齢者は歯周病菌によるリスクを可能なかぎり回避できるよう注意することが必要だと考えています。
糖尿病と歯周病
生活習慣病の代表ともされる糖尿病と歯周病ですが、この2つの病気にも深い関連があることが分かってきています。抵抗性が大きく関与しており、歯周病治療を行うことで血糖値が改善に向かったという報告もあります。
妊産婦さんと歯周病
歯周病菌による歯ぐきの炎症によって、サイトカインという物質が生じることがあります。このサイトカインが、低体重出産の原因となる早産や胎児の成長不足などに影響を及ぼす可能性があると言われています。妊産婦の方や妊娠を望まれる方は、なるべく早めに歯科医院で検診を受けることをおすすめしております。
動脈硬化と歯周病
歯周病菌が歯ぐきから血管の中へと侵入すると、心臓の周りにある血管の壁にはり付き、動脈が硬く狭くなるとされています。結果として血液の流れは悪化し、心筋梗塞や狭心症などを引き起こすリスクが高まる可能性があります。
認知症と歯周病
歯周病は、歯を失う原因として最も多い病気です。また、厚生労働省の統計では、アルツハイマー患者のほとんどが歯が無くなっているという報告もあり、口の中の環境と脳の働きとの関連性が分かってきています。
歯周病の末期
(歯周病を放置するリスク)
歯周病は、きちんと現状を理解して対応しておかないと取り返しのつかない事になる病気です。歯周治療を行う価値を正しく理解して適切な対応を行わなければ、50歳代くらいを境に、歯を急速に喪失する事になります。
そうして一度大きく傾いてしまった口腔内環境を治すには、費用や時間などのコストが多くかかります。どんなに費用をかけても元のようには戻らない場合もあります。また、歯間ブラシなどの日々の適切なセルフケアが非常に重要です。
お口の中では磨き残しが24時間以上停滞するとバイオフィルムが形成され、細菌が生育する環境になります。そこから3日間バイオフィルムが停滞すると歯石になり、歯ブラシでは取れなくなります。
ですので、常時24時間以内に適切にご自身でバイオフィルムを除去する方法を確立することが最も大切なことなのです。中等度以上の歯周病治療にかかるコストは、生涯、適切な歯間ブラシを毎日するコストと時間よりも大きな負担となります。
歯周病を改善するには
「患者様のご協力」が必要です
当院では、一時的に症状が安定することを治療のゴールとはしていません。私たちが考えているゴールは、治療をすることでお口の状態を整え、良くなった状態を長期にわたって維持していただくことです。
維持させるためには、歯科医院での定期的なメンテナンスの他、ご自宅でのお口のケア、つまり患者様のご協力が必須となります。皆様も「お口のケア」の大切さは理解されていると思うのですが、多くの方がなかなか実践の継続には至っておりません。
その理由の一つに、本当の意味で歯の大切さを知る機会が得られず、理解にまで至っていない点にあると考えます。これは患者様の責任ではなく、我々歯科医療従事者が患者様に対して「歯の大切さ」を理解してもらえるように本気で取り組んでこなかったためです。
当院の歯周病治療では、担当ドクター、担当衛生士、そして患者様とチームを組み診療を進めてまいります。そして、患者様に本当の意味での「歯の大切さ」を理解していただけるようにと充分な時間をかけ、丁寧な説明に努めております。
歯周病の症状・
治療方法について
歯周病の症状段階別の特徴
-
歯肉炎
(歯周ポケットの深さ1〜2mm)歯茎のみに炎症を引き起こしている状態です。
痛みといった自覚症状はほとんどありませんが、歯磨きの時や硬いものを食べた時に出血しやすくなる場合があります。 -
軽度歯周炎
(歯周ポケットの深さ3〜4mm)歯を支えている骨(歯槽骨)が溶け出した状態です。
歯磨きの時に出血したり、歯がうずく、歯茎が腫れぼったく感じるなどの症状があらわれます。しかし一般的な初期段階では、まだ無症状なことが多く注意が必要です。 -
中等度歯周炎
(歯周ポケットの深さ5~7mm)歯を支えている歯槽骨が1/3~2/3ほど溶けた状態です。水がしみるようになったり、歯磨きをすると歯茎から血が出たり、歯茎が腫れたり治ったりの症状を繰り返します。
また、歯がぐらぐらと動揺しはじめ、膿が出たり口臭が強くなる場合もあります。 -
重度歯周炎
(歯周ポケットの深さ7mm以上)歯を支えている歯槽骨が2/3以上溶けた状態です。
歯の周りを指で押すと白い膿がにじみ出て、口臭が強くなる場合もあります。歯磨きの際には頻繁に出血するようになり、歯が動揺して硬いものが噛みにくくなることがあります。放置してしまうと、歯が自然と抜け落ちるケースもあります。
軽度歯周病に対する治療方法について
歯周初期治療とは
基本として3ミリまでの歯と歯肉の溝であれば、ご自身の歯ブラシの毛先を適切に当てることにより歯周病を回避することができます。
初期治療は、その方に合った必要な歯の清掃方法と、口腔環境の整え方を寄り添い改善するために行う治療になります。
歯医者のオススメの清掃道具をいくら用意したからと言って、使い方が正しくなければ機能しません。たとえ1日30分歯を磨いていても適切に正しく歯に当たっていなければ歯周病や虫歯になります。
そこで衛生士が適切に正しい清掃用具の使い方をお伝えする必要があります。当院の自由診療で行う初期治療では、有資格者のスタッフが1回あたり約90分の時間を確保し、多くの回数を重ね口腔環境の改善に寄り添います。
歯科衛生士「担当制」/
ドクターとの密な連携
当院での歯周病治療は基本として「担当制」をとっております。患者様の状態に精通している者が毎回担当しますので、患者様に適した質の高いご提案・治療をすることが可能です。当院では幅広い知識と経験を持った歯科医師と歯科衛生士が密接に連携することで、さらなる治療効果を実現しています。
また、当院には「日本顕微鏡歯科学会の認定歯科衛生士」が在籍しています。歯科衛生士の上位資格となります。より質の高い治療が可能になっております。
GBTによる歯周病予防処置

GBT(ガイデッド・バイオフィルム・セラピー-Guided Biofilm Therapy)とは、EMS社によって提唱されている、バイオフィルム(お口の中の細菌が集まって作られた細菌膜)の除去を目的とした予防処置です。
一般的に行われている予防処置では、単に歯石等を除去するだけで、その歯石を守っているバイオフィルムには注目していませんでした。
GBTはバリアであるバイオフィルムをしっかり除去してから歯石等を除去していきますので、治療効果が格段に高まります。また、従来法よりも歯を傷つけることがないため、歯に優しい処置でもあります。重度の歯周病に対するメンテナンスにも非常に有効という報告もあります。
中等度~重度歯周病の治療方法について
1.「切らない/縫わない/腫れない」
歯周病治療
歯周病が進行した場合、これまでは歯茎を大きく切開する大掛かりな治療が主流でしたが、身体への負担や、治癒期間が長くなるなどの問題がありました。そこで当院では、より高い成功率を保ちつつ、身体への外科的負担をおさえた治療法を行なっております。
Er:YAGレーザーと
マイクロスコープを用いた歯周治療
(歯肉を切らない歯周治療)
歯周初期治療を行い、歯周ポケットが約5ミリ以上残った箇所に対してアプローチを行います。5ミリ以上の溝が存在すると、歯ブラシの毛先が届かず、歯ブラシをどんなにしても歯医者に毎月行なったとしても進行を食い止めることはできません。
そのため、歯周初期治療を行なった後、歯周ポケットが3ミリ程度に戻らなかった場合、レーザー等を用いた感染物質の除去と除菌を行います。このようなレーザーや顕微鏡を用いた低侵襲治療は、再発防止及び歯の延命に非常に有効です。
レーザー自体は小さなドットを打つように照射しますので顕微鏡下にて非常に丁寧に行う必要があります。ケースによっては6ヶ月治癒の経過を観察し、必要であれば再生療法によるアプローチを行います。
非外科(歯茎を切らない)で治す
歯周治療「MINST」
以前は4mm以上の歯周ポケット(歯茎溝)がある場合、細菌の塊を目視して取り除くために歯茎を切って治療を行なっていました。しかし近年では、患者様の心身にかかる負担を最小限に抑える方法として、「低侵襲な非外科治療(MINST:Minimally Invasive Non Surgical Therapy.)」という選択肢があります。
MINSTでは歯茎の切開を行うことなく、手術用顕微鏡による拡大視野のもと、局所麻酔下で歯周ポケットからアクセスし、超音波チップやミニキュレットなどを併用して丁寧かつ緻密なスケーリング、ルートプレーニングを行います。軟組織への負担を最小限に抑えることで、臨床的にもデンタルX線写真上にも、低侵襲な外科治療(MIST:minimally invasive surgical technique. / M-MIST:modified minimally invasive surgical technique.)と同様の効果がある事が報告されています。また、MINSTに加え、Er:YAGレーザーを併用した処置により、骨欠損部の骨表面からの骨髄性出血を促すことで歯周組織の再生に有利になる可能性も示されています。
2.歯周病の根本的な原因である
「菌」に着目した治療
今や歯科医療も進歩し、「歯周病を防ぐためにはどうすればいいのか」「歯周病になってしまった場合どのような処置をすれば改善するのか」が科学的に実証されており、その通り行えば、歯周病になる可能性を下げることができます。ポイントは「歯周病が感染症である」ことを歯科医院側も患者様側もしっかり認識することです。これまでの歯周病治療では、「感染症」であることを前提とした治療はあまり行われていませんでした。従来の治療を否定するつもりはありません。むしろ、歯垢や歯石をしっかりと除去することは大切な処置です。
しかし、目に見える歯垢や歯石を除去したとしても感染源となる目に見えないレベルの「歯周病菌」までをしっかりと除去することはできませんでした。そこで当院では、基本治療の他、細菌にアプローチする『歯周内科療法』と『3DS』療法を併用しています。それぞれご紹介します。
歯周病原因菌をしっかり殺菌
「投薬療法(歯周内科)」
前述しましたが、歯周病菌をしっかり殺菌しなければ歯周病は改善しません。分かりやすい例で説明すると、風邪をひいたときは、薬を飲んで原因菌を殺菌しますよね。実は歯周病も同じことが言えます。
歯周病は歯周病原因菌(歯周病菌・カビ)の働きにより引き起こされます。つまり、歯垢・歯石だけでなく、根本的な原因となっている「菌」を除去することで歯周病を改善に向かわせます。当院では、事前の精密検査により特定した歯周病菌に合わせた「投薬療法」を行い歯周病菌を除菌します。
特定した原因菌を直接叩く「3DS療法」
~口臭改善にも効果的~
細菌検査で特定した原因菌を3DSという手法で除菌・抗菌していきます。具体的には、専用のマウスピース(ドラッグリテーナー)に薬剤を注入し、お口に装着するだけで除菌していきますので、患者様への負担も少なく治療も短期間で終了します。3DSは原因菌の数を限りなくゼロに近づける治療ですので、継続使用することで、虫歯・歯周病の圧倒的な予防となります。
また、3DSの副次的効果として、口臭改善にも効果があります。口臭の原因は9割が口腔内の細菌によるものであり、特に歯周病が進行している方は口臭も比例してきつくなる傾向があります。3DSを利用することで、この口臭の原因となっている原因菌を除菌しますので、口臭も改善する可能性が高まります。
殺菌効果の高い「歯科用レーザー」の活用
当院で導入しているエルビウムヤグレーザー(Er:YAGレーザー)は、とても殺菌効果が強く、歯周ポケットにレーザーを照射することでポケット内の歯周病菌を瞬時に殺菌することができるため、非常に良好な予後が期待できます。
3.可能な限り
「抜歯を回避」する治療法
歯周病の悪化に伴い、歯を支える骨は歯周病が出す酸によって溶かされていきます。これは見逃すことのできない問題です。なぜなら、歯を支える土台が少なくなれば歯がグラグラし始め、最終的には歯が抜けてしまうからです。この状態を可能な限り回復させるため、当院では「エムドゲイン」などのお薬を用いた歯周組織治療や「歯周補綴療法」を行います。
「エムドゲイン」による歯周組織治療
エムドゲインは歯周病で骨がなくなってしまった部分に詰めておくと歯周組織の回復を促すとされている新歯科材料です。歯を支えるためには、歯周組織がバランスよく健康的な状態で保たれていることが必要ですが、「従来」の歯周病治療では、原因となる細菌を取り除いた後、歯周組織のバランスが崩れたままになってしまうことが多く、噛みづらい、歯茎が露出して伸びたように見えるなどの点が改善されていませんでした。
しかし、エムドゲインを利用することでこれらを改善することができます。加齢などで細胞の再生能力が低下している年代の方でも、バランスよく歯周組織を回復することが可能になります。この素材は世界的に使用されている薬剤で、安全性が実証されているものです。日本においても厚生労働省の認可を受けています。
歯周補綴療法
歯周病の進行により「グラグラ」してしまった歯を、被せ物・インプラント・入れ歯・矯正治療などを駆使し、総合的に対処することで可能な限り歯を残す方向で対処する治療法を歯周補綴と言います。当院には、歯を残す精密治療に加えて、インプラント・審美セラミック・入れ歯・噛み合わせの分野の専門家がおりますので、患者様のお口の状態やご希望に合わせた最適な治療を提供することが可能です。
実際に当院の症例としてセラミック治療と歯周外科とを併用することで、通常では抜歯かと思われた歯を残すことができたケースもございます。どのような状態の歯でも残せる訳ではありませんが、安易に抜歯して簡単にインプラントを行う前に少しの手間をかけることで大切な歯を残せる場合があります。
大切な歯を残し、
長く保ちたい方へ
当院では、患者様が抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会として初診「個別相談」を承っております。ご来院いただけましたら、これまでの実績や実際の事例に基づいたご提案やお話をさせて頂くことも可能です。自身の大切な歯を残し長く保ちたい方、東京で歯や歯の神経を残す治療の名医を探している方も、どうぞまずはご遠慮なく東京都墨田区の歯医者「菊川駅前歯科」へご相談ください。
症例集
Case.1
BEFORE
AFTER
主訴 | 他院にて歯の保存が難しく、抜歯と言われ、何としてもでも残したい |
---|---|
費用 | 77,000~132,000円(税込) +別途精密検査:66,000円(税込) |
治療内容 | 歯周治療、根管治療、咬合治療 |
治療のリスク | 治療後の痛みや違和感が長期間続くと、追加の治療や再治療が必要になることがあります |
初めての方へ
初診の流れについて
-
所要時間
約1時間弱
-
初診料
4,000円
程度 -
担当医
院長 小林弘明
-
1回目まずは、患者様の現状や経緯などをじっくりカウンセリング致します。お話を伺った上で必要な検査を行い、現在の状態をお伝えいたします。
-
2回目精密検査を行い、歯や口腔内の状態を詳しくご説明し、その結果に基づいて最適な治療方針を決定いたします。患者様一人ひとりに合わせた治療計画を立て、痛みや負担を最小限に抑えた治療を心掛けています。また、治療内容や期間についても詳しくご説明し、安心して治療に臨んでいただけるよう努めております。
以降